一般的な観葉植物とは少し違った育て方をするビカクシダについて、一冊丸ごと紹介された専門書籍が発売された。
今回は、「栽培の教科書シリーズ ビカクシダ2」をレビューしていく。
栽培の教科書シリーズ ビカクシダ2 書籍情報

| ASIN | 4773061464 |
|---|---|
| 監修 | 野本栄一 |
| 出版社 | 笠倉出版社 |
| 発売日 | 2023年9月28日 |
| 単行本 | 128ページ |
| 価格 | 2,200円(税込み) |
「栽培の教科書シリーズ ビカクシダ2」レビュー

ビカクシダ愛好家目線で感じている、良かった点・気になった点を紹介すると…
- 良かった点
- 8名のベテランビカクシダ愛好家のコレクションが紹介
- ビカクシダの最新品種が73種類、高精細な図版で紹介されている
- ワンランク上の栽培方法が紹介されている
- 気になった点
- 初心者が知りたいビカクシダの基本的な育て方についての情報は少ない
…といった感じ。
ちなみに今作は、2021年に発売された「趣味の教科書シリーズ ビカクシダ」の続編として経験者向けに書かれているため、ビカクシダの基礎知識について知りたい人は前作の方が目的に合う。
それでは、以下にもう少し詳細な感想を記録しておきたい。
8名のベテランビカクシダ愛好家のコレクションが紹介

皆さんすごい数の株を育てていて、丹精込めて管理されている自慢のコレクション株の数々は、ビカクシダのカタログといった印象。
栽培方法や環境についての「こだわりポイント」も紹介されているので、自身の栽培方法や環境をアップデートする際の参考になるかもしれない。
書籍で紹介されている愛好家のSNSアカウントも記載されているので、フォローしてみるとより細やかな栽培の様子などもうかがい知ることができるだろう。
私は、単に”人の日記を見せてもらっている感覚”みたいで楽しんだけど。
ビカクシダの最新品種が73種類、高精細な図版で紹介されている

ビカクシダは品種改良や胞子培養による交配などで、続々と新しい品種が誕生してファンを魅了している。
まだまだ作出から間もない、流通の少ない品種が73種類も紹介されている。
私は覚えられないし、ついていけない…。
”より珍しい品種”、”育てている人が少ない品種”を探している人にとって、好みの品種を発見するのに役立つだろう。

日本国内で栽培されている貴重な優良株や標本株について、栽培者の栽培環境やデータがメソッドがさりげなく紹介されている。
せっかくなら、もう少し掘り下げ取材してもらえると、より満足度の高いコンテンツになっただろう。
愛好家にとって嬉しい、ワンランク上の栽培方法が紹介されている

ビカクシダ栽培がステップアップしてくると「より美しく育てたい」「かっこよく育てたい」というモチベーションになる。
そんな中級者が知りたい、「ワンランク上の栽培」「上手に育てるテクニック」「コルク加工の技術」といったニッチな内容が紹介されている。
もう少し画像や図解の欲しい部分もあるが、試行錯誤して自身の環境に落とし込むという楽しみが残されているとも言えるだろう。
初心者が知りたいビカクシダの基本的な育て方についての情報は少ない

今回発売された「ビカクシダ2」は、経験者(中級者以上)に向けて書かれた書籍のため、ビカクシダの基本的な育て方に関する情報は非常に少ない。
「これからビカクシダを始めてみようかな」という初心者には、前作の「ビカクシダ-独創的な草姿が魅力のビザールプランツ-(栽培の教科書シリーズ)」をご覧いただく方がおすすめ。
こちらは、初心者に向けてビカクシダ栽培の基本情報が詳しく解説されている良書。
おわりに:ビカクシダのワンランク上の知識を深める一冊

今回は「ビカクシダ -独創的な草姿が魅力のビザールプランツ-」の続編、「栽培の教科書シリーズ ビカクシダ2」を紹介した。
コンセプト通り、ビカクシダの基本的な育て方や管理方法をマスターした上で、「ワンランク上の育て方を知りたい」中級者にとっての情報が詰まった一冊という印象。
ベテラン愛好家のコレクションや、最新品種について紹介されているページは”ビカクシダのカタログ”として鑑賞して楽しい。
ぜひ、書店やネットで見かけた際は手にとってみてほしい。
おすすめの一冊があれば教えてね



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