緑魂祭2022 @埼玉県春日部市 はじめての植物イベント体験談

「様々な品種を集めたくなる」というのは、ビカクシダの楽しみ方の醍醐味の一つ。

そんなマニアックな株やレア株、最新品種といったビカクシダを実際に自分の目で見て購入できる機会が「植物イベント」。

根っからの出不精な私にとって人生初の植物イベントに参加してきた。

今回は、「はじめての植物イベント体験談 緑魂祭2022」をテーマに、イベントの様子を紹介する。

こうした植物イベントでビカクシダをお迎えしたい人の参考になれば嬉しい。

「緑魂祭(りょっこんさい)」ってどんなイベント?

緑魂祭(りょっこんさい)とは…観葉植物愛好家が集い、語らい、情報交換をする祭り

緑魂祭 vol.2

植物をかっこよく育てるのに欠かせない、植物育成ライトの開発をしている「株式会社JPP」というメーカーが主催する、国内のナーセリーや、トップクラスの愛好家が育てた植物を直接購入できるイベント。

ビカクシダの他にも、サボテンや塊根植物、植物関連アイテムの販売が行われる。

緑魂祭ホームページ

事前予約から入場までの流れ

緑魂祭2022 @埼玉県春日部市 はじめての植物イベント体験談

事前予約
コロナ渦での開催のため、参加・入場は事前登録制。公式ページからメールで事前申し込みを済ませておく必要があった。
当日、早朝から会場入口に並ぶ
6:00到着。会場は「春日部みどりのPARK」(廃校になった富多小学校跡地)。到着順に正門前で整列して待つ。

深夜に車で静岡を出発して、会場に併設の駐車場で仮眠しようと思ったら、係の人に「正門前で整理券を配布するから並んでいた方がいいですよ」と声をかけていただいた。すでに並んでいる方がいて驚き。

入場整理券配布
7:00整理券配布。係の人から整理券を受け取り、開場時間までさらに待つ。誰も列を抜ける様子がないので、その場でひたすら待つ。
受付・入場
10:00開場。事前申し込みしていた氏名の確認と受付を済ませて、整理券の順番に入場。
ぼくなり

入場までにかなり体力勝負なことを知った…

お目当て株は購入できたか?戦利品紹介とイベントの様子

緑魂祭2022 @埼玉県春日部市 はじめての植物イベント体験談

今回のお目当ては、憧れのビカクニスト・Taro Kido(@Taroudayo2014)さんのブースで販売される「P. Ginka(OC)」。限定2株の狭き門であったのだが…入場順10番を持ってしても購入できず。

本当に狙いたい株は徹夜覚悟で並ばないと、遠路はるばる参加しても手に届かないという酷なものであった。

しかし、素敵なストーリーのある株に出会えたので「P. willinkii Pygmaeum」「P. willinkii Foythong」をお迎えした。

P. willinkii Pygmaeum
以前よりある矮性品種のウィリンキー。最近流行りのスーパードワーフと比較するとやや大きくはなるものの、小型でコンパクトな品種。育て方も癖がない。
P. willinkii Foythong
ILFのWannaさんによるワイルドセレクトのウィリンキー。こちらも小型な品種。成熟時には胞子葉が髪の毛のように極細に多分岐する。国内には現状4人しか持っている人がいないらしい。

このように、作出や株の由来を直接伺えて、持ち帰った後の管理方法についてもきちんと伺えるのが、植物イベントならではの安心感がある。

「P. Ginka 胞子培養」についてのご意見を伺う

緑魂祭2022 @埼玉県春日部市 はじめての植物イベント体験談

Taro Kido(@Taroudayo2014)さんは、日本でいち早く「P. Ginka(銀華・ギンカ)」を育て上げたビカクシダ愛好家としても知られる方。

せっかくお目にかかれたので、少し販売ブースが落ち着いたところで、私が銀華の胞子培養をさせていただいている旨をご挨拶させていただいた。

緑魂祭2022 @埼玉県春日部市 はじめての植物イベント体験談

スマホの画像をご覧いただきつつ、「P. Ginka」から派生するビカクシダのDNAはどうなっていくか?親株まで育て上げた愛好家としてのご意見を伺えた。

P. Ginka 胞子培養が紡ぐDNAどうなっていくかという推測
  • Foong siqi の胞子培養(FSQ)から多くのの名作ビカクシダが誕生しているのと同様に、銀華の血筋からもサラブレッドが生まれるのではないか
  • ビカクシダの幼苗の段階でこれだけうねりが強い品種は珍しい
  • 時間と場所があったら本当は自身で胞子培養チャレンジしてみたかった品種

そんな貴重なご意見を伺うことができた。
同時に、私もこれまで以上に真剣に胞子培養に向き合わねばならないと襟を正す気分。

近未来のビカクシダ栽培環境「UMOFA(Urban Mobile Farm)」を見学

緑魂祭2022 @埼玉県春日部市 はじめての植物イベント体験談

会場の敷地の片隅に設置されている、トレーラーハウスを改造して、ビカクシダの栽培をオートメーション化した設備「UMOFA(Urban Mobile Farm)」を見学した。

育成ライトのON/OFF、温度・湿度、風量はもちろん、水やりまでスマホアプリで管理できる設備。

設定に応じて、ビカクシダの自生地の気候や天候を再現できるのだとか。

もちろん監視カメラも備えており、遠隔操作が可能になっている。

緑魂祭2022 @埼玉県春日部市 はじめての植物イベント体験談

なかなか気軽に手の出せるお値段ではないが、世の中にはここまでオートメーション化したビカクシダ栽培も可能な技術があることに驚きの連続だった。

実際に栽培環境を目にするだけでも、「植物育成ライトの光量や照射角度」「温度と湿度の肌感」といった勉強になる。

豪華景品が当たるビンゴ大会が大盛りあがり

緑魂祭2022 @埼玉県春日部市 はじめての植物イベント体験談

10時の開場からかなり濃厚なイベント空間を楽しんだわけだが、午後からは豪華景品が当たるビンゴ大会が開催されるとあってワクワク。

主催の株式会社JPPさんをはじめ、各ショップからの大盤振る舞いな景品のご提供があった。

緑魂祭2022 @埼玉県春日部市 はじめての植物イベント体験談

参加者全員に何かしらの景品が当たるという太っ腹企画は、大盛りあがり。

こうした配慮は、遠方から参加した甲斐があったと感じられるささやかな喜びのひとときになった。

おわりに:ビカクシダ好きなら、一度は植物イベントに参加する価値がある

緑魂祭2022 @埼玉県春日部市 はじめての植物イベント体験談

今回は、私が人生ではじめて参加した植物イベント「緑魂祭 vol.2」の模様をお伝えした。

40代のおじさんが、地方から徹夜で参加するにはなかなか体力勝負な1日であったが、ワクワクが止まらない雰囲気だった。

何よりも愛好家との話す機会は、ネットやSNSでは知れない情報を得られるということ。

反省ポイントとしては、もう少し会場にいたビカクシダ愛好家の方々とおしゃべりできたら良かったかな…。(美味しいランチはビカクシダ愛好家・まのさん(@mano_botanical)のキッチンカーにて買い求めた。おいしい。)

お近くで植物イベントが開催されるときは、参加してみると楽しめるはず。そして、遠征は時間と体力と予算に余裕を持って挑むのが”吉”ということだろう。

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BOKUNARI

芸能界きってのビカクシダ愛好家。2017年からビカクシダ栽培を開始。好きな品種「P.Ginka」が紡ぐDNAに魅力を感じ、2021年からその胞子培養に着手。国内培養から誕生した選抜株を世界に送り出すのが目標。

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